こんにちは、2~30代を遊んで過ごして貯蓄ゼロに
一念発起して資産モリモリ形成中、50代でサイドFIREからの海外移住を目指すノムシカです。
今回は、日本の今後の増税計画についてお話ししたいと思います。
あなたは、これからの日本でどんな暮らしをしたいですか?
豊かで幸せで安心できる暮らしをしたいと思っていませんか?
しかし、残念ながら、その夢は遠のくばかりです。多分日本では貧乏確定。
なぜなら、日本政府は、国民の負担を増やす一方で、国民のためになる政策を打ち出さないからです。
今後数年間だけでも、さまざまな税金や保険料が引き上げられる予定です。
これらの増税は、あなたの収入や資産を減らし、生活を苦しくし、将来への希望を根こそぎ奪っていきます。
冗談抜きであまり希望が持てませんね。
クリックできる目次
- 1 氷河期世代の自分から見ても、庶民、特に若者は「詰んでる」
- 2 読むのも辛い、今後の増税計画
- 2.1 国民健康保険料上限UP(済)
- 2.2 自賠責保険料の引き上げ
- 2.3 インボイス制度の導入
- 2.4 たばこ税増税(防衛費の財源として)
- 2.5 法人税増税(防衛費の財源として)
- 2.6 所得税増税(防衛費の財源として)
- 2.7 復興特別所得税の期間延長
- 2.8 後期高齢者医療保険の上限を引き上げ
- 2.9 高齢者の介護保険料の自己負担2割へ引上げ
- 2.10 結婚子育て資金の一括贈与特例を廃止
- 2.11 後期高齢者医療保険の上限を80万円に引き上げ
- 2.12 道路利用税
- 2.13 教育資金の一括贈与特例の廃止(延長?)
- 2.14 厚生年金の支給額減額
- 2.15 退職金の非課税枠縮小
- 2.16 生前贈与の相続税加算期間の延長
- 2.17 炭素税(CO2排出量に応じ企業に課税)
- 2.18 森林環境税(新設)
- 2.19 第三のビールの酒税引き上げ
- 2.20 エコカー減税の廃止
- 2.21 配偶者控除の見直し
- 3 まだまだ増税の予感
- 4 庶民に優しい政策はもう出ない
- 5 与えられた環境で、できる限りの努力を
氷河期世代の自分から見ても、庶民、特に若者は「詰んでる」
少し自分語りになりますが、私はいわゆる就職氷河期世代に属しています。
当時は本当に働く場所も無くて、底辺のような暮らしをしていた時期がありました。
今でこそいくらか稼げる生活をしていますが、当時を思い出すと本当に辛いです。
そんな自分から見ても、今の庶民、特に若者世代は本当に「詰んで」いるなと感じずにはいられません。
あらゆる条件が悪すぎる。特にお金の面で。
今の若者がどれだけ世の中からひどい扱いを受けているのか、もはや一方的に殴られ続けて瀕死のような状態なのに自覚せず生きている人がほとんどだと思います。
早く気づいて脱出しないと本当に破滅するかもしれません。そして残念ながらもう全員は助からない。早めに動いた一部の人だけがようやく「貧民確定枠」から抜け出せるのかもしれませんね。
まずは現状を知ってほしい。特に若い人たち。
今回の記事がそんな人たちにとっていくらか助けになればと思います。
以下に、今後検討されている増税案件を私見やオマケを交えながらいくつか紹介します。
若者もそうでない人も、自分がどれだけ税制について知っているか確認してみると良いかと思います。
目次を見る通り、かなりキツイです。
精神的にも疲れるので休みながらお読みください。
注意ポイント
増税に関する計画ということで、本記事の内容に不確かな部分があるかと思います。あくまで投稿時の情報となりますので参考程度にしていただければと思います。
お金に対するアンテナを張り、経済的に自立したいという方の助けになれば嬉しいです。
読むのも辛い、今後の増税計画
国民健康保険料上限UP(済)
これはすでに実施されています。
国民健康保険料の上限は2022年4月に3万円引き上げ
2023年4月からさらに2万円引き上げ!
5万あったら何ができますかねえ・・・。
私なら積み立て投資に回したいのですが・・・。
メモ
もし年5万円多く全世界株式などに投資して放置できてれば
年利4%として10年後には元金50万に加えて利息が11万
税金が免除されるNISAならこれだけで合計60万↑くらいにはなります。
・・・お金返して!
自賠責保険料の引き上げ
自動車やバイクに乗る人は、自賠責保険料を払わなければなりません。
この保険料は、2025年から平均で約10%引き上げられます。事故に遭わなくても払わなければならないお金が増えます。
住む地域によっては車は必需品、生活に欠かせないものについてのコストが増えるのが一番痛いんですよね。どんどん貧乏人に・・・。
インボイス制度の導入
これはざっくり言うと「消費税について、一部取り切れていない部分があったのでしっかり回収します、そのために細かい申告等よろしく(国)」みたいな感じですね。
一般消費者にはあまり関係ない制度なのですが事業をやる人にとってはいい迷惑です。
また将来的にアフィリエイトなどの副業をしようと考えている人にとってはコストや手間が増える可能性はあります。ぶっちゃけ国が楽するだけで一般消費者にはメリットないかと。
たばこ税増税(防衛費の財源として)
たばこを吸う人は、2024年から1箱あたり20円も増税されます。
これは後述する法人税や復興特別所得税とセットで防衛費にあてると政府は言っています。
ホントにちゃんと防衛費に回すのかな・・・?
法人税増税(防衛費の財源として)
企業が払う法人税も2024年から引き上げられます。
これも防衛費の財源として使われると言われていますが、増税が確実に企業の経営を圧迫します。
つまり雇われている人たちの給料は上がらないということです。
所得税増税(防衛費の財源として)
これがかなりキツイですね。
個人が払う所得税も2024年から引き上げられます。
これも防衛費の財源として使われると言われていますが、どストレートにあなたの手取り額を減らし、生活水準を下げます。
誰もあなたのお金を防衛してくれません。
復興特別所得税の期間延長
東日本大震災の復興費用として導入された特別な所得税として、従来の所得税に2.1%上乗せされています。
本来2021年までの予定でしたが、2024年まで延長されます。
確か岸田首相、「個人の所得税の負担が増加するような措置は行いません(キリッ)」と言ってたはずなんですが・・・。
吐いた唾を飲み込むような真似はいかがなものかと。
庶民はとことんナメられます。
後期高齢者医療保険の上限を引き上げ
75歳以上の高齢者が払う医療保険料の上限額は、現在年間57万6000円ですが、2023年4月からは73万円に引き上げられます。
年間15万4000円も多く払わされることになります。
高齢者の介護保険料の自己負担2割へ引上げ
現在、高齢者が受ける介護サービスの自己負担額は、所得に応じて1割から3割ですが、2023年4月からは2割に統一されます。
これだけみるとまあ仕方ないかという感じですが、若者にとっても無関係ではありません。
若者は今から老後はもっとお金がかかりますよと宣告されているわけですから。
なんだかんだで手厚い社会保障を受けてこられた高齢世代と違い、そもそも若いうちから貧乏まっしぐらな若者世代
老後も真っ暗となると絶望しかありませんね。
結婚子育て資金の一括贈与特例を廃止
現在、親から子に結婚や出産などの際に一括で贈与する場合は、相続税の非課税枠が拡大される特例がありますが、2023年4月からは廃止されます。
もう日本では子供とか結婚とか無理ですよね。
後期高齢者医療保険の上限を80万円に引き上げ
75歳以上の高齢者が払う医療保険料の上限額は、2023年4月から73万円に引き上げられますが、その後もさらに引き上げられる可能性があります。
2025年度には80万円になるという試算もあります。
若者は老後も楽できないでしょうね。
道路利用税
走った距離で課税するようです。
気は確かか。地方が死にますね。
知り合いで片道20キロの通勤を毎日している人がいますが・・・課税されたらどうなるのか。
車を持つのもあきらめましょうか。
教育資金の一括贈与特例の廃止(延長?)
現在、親から子に教育資金として一括で贈与する場合は、相続税の非課税枠が拡大される特例がありますが、2023年4月からは廃止されます。
・・・と思ったら2026年3月31日まで延長されたようです。
お金のあるご家庭は今のうちに1500万円まで学費として子供に贈与したほうがいいみたい。
お金のある家はね・・・。
厚生年金の支給額減額
マクロ経済スライドやらで老後も安心できません。
なのに老後資金なんて貯められませんよね、今もお金が無いのに。
退職金の非課税枠縮小
現在、退職金を受け取る人は、一定の条件を満たせば、一部を非課税とすることができますが、この非課税枠が縮小されるかもしれません。
これは、退職金の実質的な減額になります。
そして何より自分や若者にダメージがでかいのがiDeCoを積み立てるリスクが上がることです。
これは結構困った話で、まずはiDeCoについて軽く説明します。
すでに始めている若い方もいるかもしれませんが、iDeCoは簡単に言うと60歳まで受け取ることができない積み立てです。
積み立てたお金で投資をして、積立額に応じて税金が安くなったり、株価が上がって得られる運用益が免税されるのですが
60歳になって貯めた株を売りお金を得る際に退職金とセットで税金がかかります。
退職金をもらい、さらにiDeCoで積み立てた株を売った利益がある程度大きい場合は税金がかかるんです。
今回の非課税枠縮小案で退職時にもらうお金への税金が厳しくなる可能性が出てきました。
注意ポイント
繰り返しますがiDeCoで積み立てたお金は60歳まで下ろすことができません。
病気や事故など急にお金が必要となることは人生で結構あります。
ピンと来ない人もいるかもしれませんが、資産を持っていてもすぐに現金化できないというのはとても怖いことなんです。
例えばあなたがヤクザのベンツにぶつかりました。
今すぐ100万円持ってこいと言われたときに口座には現金が無かったら?
「い、iDeCoになら200万円入っています!だから命だけは!」
ヤ「じゃ今すぐ持ってこいや。」
「ろ、60歳にならないと現金にできないんです・・・。」
ヤ「よーし、ちょっと海行こうか」
今回の政府はさんざんiDeCoを薦めておいて、後出しで「やっぱ受け取り時にかける税金増やしますね(ニコニコ)」みたいな事をやってきてるんですね。
60歳まで現金化できないというリスクを背負わせておいてちょっとこれは「人の心とかないんか?」という感じです。
そもそも現金化したい時期にちょうどリーマンショックのような大不況で株価暴落、なんてこともあり得ます。
投資に限らずですが必ずリスクは存在してますので。
ポイント
ここからは個人的な意見ですがiDeCoは改悪に進むと見ていますので、ひとまず一か月あたりの積立額を最少額の5000円まで減らして対応
浮いた分の投資資金をNISA等に入れていくつもりです。
新NISAは今のところだいぶ良い制度になりそうなので期待しています。
iDeCoがクソゲーになりかねない今回の改正案ですが
新NISAは唯一政府が庶民のために用意してくれた有用な制度案だと思います。
使える制度は全て活用しないと、貧民から抜け出せません。
生前贈与の相続税加算期間の延長
現在、相続税の計算には、死亡する前の3年間に行った贈与も加算されますが、2023年4月からは7年間に延長されるようです。
親からもらったお金を、以前よりさかのぼってしっかり税金計算しますよー!って事です
お金のあるご家庭は早めに贈与しておいてくださいね。
ちなみに計算したら我が家はほとんど相続ないから関係なさそうでした。
炭素税(CO2排出量に応じ企業に課税)
温暖化対策のために、CO2を多く排出する企業に対して税金を課す案が検討されています。
これは、企業のコスト増や価格転嫁につながり、巡り巡って消費者の負担が増える可能性があります。
まだまだ物価はあがり、ポテトチップスやジュースの中身が減り、コンビニのお弁当は底上げが派手になりますね。
あ、話はそれますが一般的な収入なのにコンビニを毎日使っているような生活をしていたら貧民確定ですからね。
別記事で解説しますが貧民脱出のためにはコンビニと縁を切るのがほぼ必須です。
森林環境税(新設)
森林の保全や環境貢献に対する評価として、木材や紙製品などに課す新しい税金を導入する案が検討されています。
当然ですがこれは、住宅や家具などの価格を上昇させる可能性が。
もう家なんて建てられませんね。家賃も上がっていったりして。
第三のビールの酒税引き上げ
第三のビールと呼ばれる発泡酒や新ジャンルの酒税を、ビールと同じ水準に引き上げる案が検討されているようです。
安い以外にはメリットがなく、まずくて体にあまり良くない発泡酒、もはや飲む意味がなくなりますね。
個人的には毎日安酒をダラダラ飲む生活は良くないと思っています。
ちょっと良いお酒を程よい間隔で楽しんで飲んだほうが生活の質も上がりお金が増えたりします。
ポイント
お金を貯めるのに高いお酒飲むの?と思われたかもしれませんが
あくまで一例でして、そもそもお酒を飲まないという選択肢でもOKです。
大事な事は
貧民を脱出するためには「安かろう悪かろう」主義と縁を切り
「その商品は価格に見合った価値を持っているか?」という感覚を持つことが必須だと言うことです。
無駄を排除して、良いものに触れる習慣はあったほうが良いと思います。
さらに詳しく
以前書いた記事になります
良いバーや本物のお酒は貧民マインドを洗い流してくれるのでおススメです
エコカー減税の廃止
燃費の良い車に対して適用されている自動車重量税や自動車取得税の減税措置を廃止する案が検討されています。
車は諦めましょう、開き直って歩いたほうがいいですよ。
また話はそれますが通勤や移動にかかるコストはできるだけカットするのも貧民脱出の為には有効です。
配偶者控除の見直し
所得が一定以下の配偶者に対して適用されている所得税の控除額を減らす案が検討されています。
これは、専業主婦やパートタイマーなどの収入に痛い変更ですよね。
まだまだ増税の予感
以上が今後検討されている増税案件の一部です。
読むだけで消耗しますよね、お疲れさまでした。
もちろんこれらはあくまで検討段階であり、実施時期や内容は今後変わる可能性があります。
しかし、こんな事ばかり検討していることからわかりますが、日本政府は国民から搾取することしか考えていません。
「胡麻の油と百姓は絞れば絞るほど出るものなり」
徳川吉宗の時代に神尾春央という旗本が享保の改革の時に言った言葉とされています。
幕府の財政を立て直すためにめちゃくちゃキツイ締め付けを行ったんです。
税率をアップし、自ら現場を回り、隠れた田んぼを探し増税につぐ増税を実施
幕府の財政は急速に立ち直り、江戸幕府260年間での取り立て最高額を達成(!)
神尾春央は農民にガチで恨まれながらも幕府からはかなり重宝されたそうです。
今の日本でも同じようなことが起きているのかもしれませんね。
庶民に優しい政策はもう出ない
残念ながら国民の幸せや将来を考えた政策はほぼありません。
ぶっちゃけ庶民なんて政治家や日本の中枢にいる人たちからしたらどうでもいい存在なんですよ。
中枢にいる人たちはやっぱり優秀です。
それは地頭の良さや家柄、もともとの資産など
我々庶民とは何もかもが違うんですね
お金の有無や頭の良さについては実は遺伝子レベルで差がついているという研究報告もあります。
残酷な話ですが事実ではあるんですね。
そういう人達から見ると私たち一般的な庶民なんて
「なんでこいつら努力しないんだ?」
「なんでこいつら文句ばっかりで生産性のあることができないんだ?」
「こいつら目先の楽しさばっかりで何も考えてないな」
「金の使い方とかメチャクチャじゃん、引くわ・・・」
素でこんなふうに考えていると思います。
幕府の役人が百姓を見る目と同じです。
与えられた環境で、できる限りの努力を
日本経済は停滞し、社会保障は崩壊し、国際的な競争力も失われつつあります。
かといって一揆が起きるわけでもなし、若者は問題意識を持つわけでもなく
生まれた時からこんなもんだよねと貧乏生活に慣れてしまっています。
ぶっちゃけこれからの日本に未来はありません。
だからこそ、あなたは日本脱出も視野に入れて準備をするべきです。
もちろん、海外に移住するのは簡単なことではありません。
しかし、日本に留まって増税地獄に苦しむよりは、まだマシだと思いませんか?
自分にとって良い環境にいつでも移動できるスキルを持たないと終わります。
道路で干からびたカエルを見たことはありませんか?
日差しの強い夏
行く道を間違えたり、何もしないまま動かなかったり
水場に移動できないカエルは死んでしまいます。
もし海外に移住することが難しいとしても、少なくともお金を守る最低限の努力を怠ると一生貧民のままであることを忘れないでください。
増税によって収入や資産が減っても、賢く節約し、効率的に投資し、節税対策を行うことで、お金の損失を最小限に抑えることができます。
お金はあなたの自由や幸せのための大切なツールです。
お金を守ることは、自分を守ることです。
繰り返しになりますが日本政府はあなたの味方ではありません。
あなた自身が自分の人生を切り開くしかありません。
今からでも遅くありません。
日本の増税地獄から逃れるために、自分にできる事を始めましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。