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朝活で疲れる人、無理に起きなくていいですよ?【朝活信仰は危険】

朝活で疲れる人、無理に起きなくていいですよ?【朝活信仰は危険】

朝活を勧める人、たくさんいるよね。

自分はすごく朝が弱いんだけど、やっぱり早起きしたほうがいいのかな?

正直朝から動けないし、昼間に眠くなるんだけど・・・。

無理してでも続けるべきなのかな?

朝活で疲れる人は無理をするべきではない

結論から言うと

「朝活は万能ではない」「合わない人はやるべきではない」ということになります。

体内のリズムは人それぞれであり、どうやっても朝が苦手な人は確実に存在しているからです。

世間にたくさんいる「朝活信者」に振り回されないように

自分は朝に強いのか、それとも弱いのか

心と身体に向き合って、しっかりと把握することが大事です。

ネットやSNS上にはびこる「朝活のすすめ」

最近はネット上でも朝活をすすめる人が多くいます。

ビジネスで大成功を収めている人達が朝活をしているとか

生産性が上がっていいことずくめだとか

そんな話を良く聞きますよね?

「早起きは三文の得」なんて言葉もありますし

早寝早起き、規則正しい生活をしましょう!なんて子供のころからよく聞かされてきたかと思いますが。

本当に早起きや朝活は有効なんでしょうか?

朝活が疲れる人、その理由は

理由は、一定の割合で「夜型」の人が存在するからです。

国立精神・神経医療研究センターのホームページに朝型や夜型の傾向を判定するテストがあります。

19問の設問に答えることで自分のタイプがわかります。興味がある方は試してみてはいかがでしょうか。

ちなみに筆者は「中間型」でした。早起きも無理ではないレベルですね。

「睡眠医療プラットフォーム」→「朝型夜型質問紙」

1000名以上の結果を検証したところ

夜型+超夜型の割合は「全体の31.1%」となっています。

これだけの割合の人たちが「朝が苦手」なんですね。

もし夜型の人たちが無理に朝活をすると

・体内時計に逆らって生活リズムを変えるのは負荷が大きい

・眠りたい時間帯に眠れないため睡眠不足に

・体質的に朝が無理な「超夜型」の人にとっては心身に不調をおこしかねない

無理な朝活は疲れるだけでメリットが無い可能性があるんです。

ビジネスの成功者に朝活をしている人が多いという反論

いやいや、ビジネスで大成功している人達を見てみなよ!

アップルのCEOティム・クックもディズニーのCEOボブ・アイガーも、スターバックスのCEOも4時半には起きてるらしいぞ!

確かに大成功を収めているビジネスマンに朝活をしている人もいますが

たまたま朝に強くて、そもそも抜きんでて能力が高いだけかと思います。

おそらく朝活していなくても、明らかに突出した能力でビジネスで成功しているんじゃないかと。

その理屈でいくと朝カレーを毎日食べていたら誰でもメジャーリーグに行けることになりますね。

オバマ元米大統領やチャーチル元英国首相が夜型だったのは結構有名な話です。

大成功している人は基本的に別格です。超人もたくさんいますし。

ただ早起きしている部分だけを切り取って朝活を勧めるのはどうなんでしょうか。

朝活が疲れる、合わないと感じたら

例えば朝活を始めてみて

「どうしても眠気が取れない」「日中に眠気がくる」

こういった場合は無理な朝活は止めた方がいいかもしれませんね。

時間配分を変える方法はいくらでもある

朝活は何のためにやるのでしょうか?

以前、人間が変わる方法は3つしかないという話を紹介しました。

さらに詳しく

朝活はまさに「時間配分を変える」行動です。

そういった意味では自分を変える大きなきっかけとなるのではないかと思います。

ただし自分の体質を無視してまで行う意味は無いですよね。

それは「改善」ではなく「改悪」です。

まとめ:朝活で疲れる人は無理しなくていい

朝がどうしても苦手な夜型の人が一定数存在します。

その場合は無理な朝活はメリットよりデメリットが多くなります。

心と身体にしっかりと向き合い

自分には合わないと感じたら止めましょう。

おまけ

当たり前ですが夫婦間でもタイプは異なります。

例えば結婚されている男性で

「奥さんの朝食が手抜きだ・・・。」「朝に家事ができていない。」

なんて不満があったとして

実は奥さんは夜型のタイプだったなんてケースもあるでしょう。

そんな状態で旦那さんが「さあ、朝活を一緒にやろう!!」「早起きすればなんでもできる!!」

なんて言ったら・・・。

確実に夫婦間にヒビが入りますね。

結局その夫婦は朝食は旦那さん、夕食は奥さんが担当と分業することにしたようです。

これは患者さんから聞いた話なのですが、素晴らしいなと思いましたね。

それでは今回はここまでとなります。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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