「命に関わります!雪で車が立ち往生した時のためにすべき事」
こんにちは、飲むおじです。
自分が住んでいる地域、記録的な大雪が降りました。
仕事を終えて駐車場に向かうと
50cmほど積もった雪で、車の形が見えない状態。
近くの県道ではトラックが道路わきの溝にはまり
約8時間、全面通行止めになりました。
さらに救急車が通ったり
まさかの近所でお葬式があり霊柩車までが来たり
気を使って道路脇に避けようとした車がさらに田んぼに落ちるなど
路上はかなりのカオスだったとの事です。
このような状況になったときの対応、考えたことはありますか?
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大雪での立往生はかなり危険な状況
毎年のように死亡事故が起きています。
一番危険なのが「一酸化炭素中毒」
車が雪で覆われてしまう事でマフラーからの排気ガスが車内に入り込んだり
マフラーが覆われてしまう事で排気ガスが逆流する事で発生します。
特に要注意なのがマフラー部分
JAFが行ってくれたテストによると
マフラーが塞がったままで風が無い状態では、窓を5cmほど開けた状態でも2時間程度で「失神するレベル」まで一酸化炭素濃度が上昇したそうです。
失神したらもう自力で助かる術はないでしょうね。あれ?と思ったときにはもう身体は動かないでしょう。
エコノミークラス症候群のリスクも
飛行機の狭い座席に長時間座っていた人が急に立ち上がった際などに発症しやすい事から名前が付けられました。
食事や水分を十分に取れない状態で長時間同じ姿勢でいると、ふくらはぎなどの血管に血の塊、血栓ができやすくなります。
この血栓が血流により身体の様々な場所で詰まってしまう事で様々な症状を引き起こします。
脳で詰まれば脳塞栓、肺で詰まれば肺塞栓ですね。
特に危険なのが肺塞栓と言われており、肺でのガス交換ができなくなり死に至る場合があります。
運転席で同じ姿勢のまま長時間閉じ込められた状態に加え、寒さや水分補充のしにくさなどもあるため
冬季の車での立往生はエコノミークラス症候群のリスクが高いんですね。
大雪の立往生、遭遇したらどうするべきか
一酸化中毒対策が必須、マフラーを詰まらせない
最も怖いのが一酸化炭素中毒です。
マフラー周りの除雪をしっかりと行います。
生死に直結する部分ですので必ずやっておきましょう。
助けが来るまでにかなりの時間がかかると判断した際はエンジンをかけ続けるのは危険です。
むしろエンジンを切ってしまったほうがいいかもしれませんね。
雪で覆われた車内は意外と冷えないとされています。
もしもの時の為に防寒着や毛布の備えがあるとなお安全かと思います。
エコノミークラス症候群対策をしっかりと
・水分をしっかり取る
・血栓を防ぐために体操や姿勢に気を付ける
水分をしっかり取る
こまめな水分補給が大事になります。
一度に大量の水分を取ってもあまり吸収されず、尿になってしまうので
数回に分けて、喉が渇いたと感じる前に飲んでいきましょう。
その際ですが車に簡易トイレも用意してあると安心かもしれませんね。
血栓を防ぐために体操や姿勢に気を付ける
膝を90度に曲げて、足を下にしている姿勢は下肢の血流を悪くするかもしれません。
座席に長時間座り続ける場合は、足の下にカバンなどを置いたりして
膝が伸び、足を上げた状態で座れるといいでしょう。
また、血栓の好発部位であるふくらはぎの筋肉を動かすことも重要です。
足の指を大きく「グー」「パー」と動かしたり
つま先を上下に動かしたり
ふくらはぎを優しくマッサージしてください。
「もしも」の為に用意しておきたい物
- 十分なガソリン
- 毛布や防寒着
- 除雪用スコップ
- 食べ物や飲み物
十分なガソリン
真冬に立往生、さらにガス欠なんてなったら確実に詰みます。
長時間のドライブなどの際にはしっかり給油しておきましょう。
毛布や防寒着
前述しましたが
車が完全に雪に覆われるような状況であればエンジンの掛けっぱなしは危険な場合があります。
暖房無しでもしのげる様に寒さ対策をしておきましょう。
除雪用スコップ
マフラー周囲の除雪だけは確実に行っておきましょう。
折り畳み式の小型スコップがオススメです。
自分はキャンプでも使えるロゴスのスコップを常備しています。
食べ物や飲み物
もし明日の朝まで助けが来ない!なんて状況になっても耐えられるように
ちょっとした飴などでもいいから用意しておくといいかもしれません。
いかがでしたでしょうか
もし大雪で立往生したらどうするか?日ごろから考え、備えておく必要がありそうですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。