身も心も疲れてしまったあなたにおすすめ!「自殺うさぎの本」
押し入れから出てきた絵本シリーズ第2弾です
前回の心洗われる絵本とは明らかに毛色が異なります
自殺うさぎの本シリーズ
自殺うさぎの本シリーズは三部作となっています
- 自殺うさぎの本
- またまた自殺うさぎの本―まだまだ死にたいうさぎたち
- たぶん最期の自殺うさぎの本
作:アンディ・ライリー
彼女と別れてやさぐれていた自分
たまたまネットでこの本の存在を知ります
当時は結構有名になっていたかと
確か日本では芸能人がテレビで紹介して、ちょっとしたブームになったはず
とにかく自殺しようとするうさぎ
イギリスの漫画家、アンディ・ライリーによって書かれた
シュールでブラックユーモアにあふれた本です
裏表紙には
「こんなにファニーでバニーな本は他にない」エルトン・ジョン
などなどのイカれた推薦文が
さすがイギリス・・・
内容は?
とにかくウサギが死のうとする
これだけです
例:トースターの中に隠れて焼かれるのを待つ
方法はとにかくバラエティに富んでいまして
シンプルな方法から
ピタゴラスイッチのごとく複雑で回りくどい方法
え、うさぎどこにいるの?みたいな方法まであったり
あらゆる方法を追求するうさぎの姿勢に頭が上がりません
「自殺」というネタなので
不謹慎だと思う方もいるかもしれませんが
笑って、あるいは呆れて読めるようであれば多分あなたは大丈夫でしょう
自分としてはむしろ元気が出てくる本でした
当時は疲れ果てて「あー死にたい」なんて口癖のように言っていた自分でしたが
実は死にたいなんてこれっぽっちも思っていなかったことに気づかされましたし
うさぎのバカバカしいほどの自殺への熱意を見ていたら元気が出てきてましたね
もしこれを読んでどうしようもなく鬱々となるようでしたら
ちょっと休養を取った方がいいかもしれませんね
ありとあらゆる手段で「自殺」を試みるうさぎ
- 砂漠のオアシスからあえて立ち去る
- 重量挙げ中の選手の腋をくすぐる
- ピサの斜塔の下に爆薬を置き、いつか塔が倒れるのを待つ
- 宇宙人に遭遇、友好的な宇宙人の股間を蹴り上げ未知の兵器で撃たれる
- 地下鉄の電流が流れている線路に放尿
・・・などなど
笑って読み飛ばせれば、あなたは大丈夫
「自殺」に対する是非はあるかと思いますが
あくまでブラックユーモアとして受け取ってもらえればいいかと思います
これは自分には合わないなと思ったら読まないのもアリ
ハマる人はハマると思いますね
ただ万が一ですが「読んでてどうしようもなく悲しくなった」「死にたくなった」なんて方がいましたら
それはさすがに赤信号かも
すぐに十分な休養を取る事をオススメします
それでは
最後までお読みいただきましてありがとうございました