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全ての料理をする人に読んでほしい「土を喰ふ日々」

全ての料理をする人に読んでほしい「土を喰ふ日々」

こんにちは、飲むおじです。

ウチの押し入れから出てきた本を読み直すシリーズ、第3弾はこちら

土を喰う日々: わが精進十二ヵ月

著:水上 勉

料理漫画「美味しんぼ」の中で紹介されていたのがきっかけで購入しました。

漫画の中で、山岡さんが

現在巷にあふれている料理関係の本で、読む価値があるのは「土を喰う日々」だけだ

と言う場面があり

それがきっかけでこの本を入手した記憶があります。

内容

貧しい生い立ちにより禅寺へ入った著者が精進料理を学んだ経験を元に

料理や食材に対する考え方

精進とは何か、食べること、生きる事

季節の食材やそれにまつわるエピソードを書いたエッセイ集です。

レシピ本ではない

全12章(1月~12月)で構成されています。

「何もない台所から絞り出すことが精進だといったが、これは、つまり、いまのように、店頭へ行けば何もかもが揃う時代と違って、畑と相談してからきめられるものだった。」

「ぼくが、精進料理とは、土を喰うものだとおもったのは、そのせいである。旬を喰う事とはつまり土を喰うことだろう。土に今出ている菜だということで精進は生々してくる。
(第1章P12より)

えび芋煮、ゆり大根甘炊き、水菜と油揚げ煮もの、小芋とくわい、椎茸の炊き合わせ、聖護院かぶのあんかけ、焼きくわい

例えば1月の章ではこれらの料理がモノクロの素敵な写真で載せられています

ただしこれらについてのレシピが書かれているのではなく

土からいただいた食材にどれだけ心を尽くせるか、どれだけ感謝できるかが大事であると書かれています。

食べたいものがいつでも買えてしまう時代

旬もわからず、添加物や化学調味料にまみれた生活をしている自分にとっては目から鱗が落ちるような内容でした。

「これこそが自分がやりたかった生き方だ!」

と感動しながら

主食はスーパーのお惣菜だったというポンコツな自分

・・・少しずつでも精進していきたいなと思います。

とりあえず今日は夕飯作ってみました。

いただいた里芋の皮を、丁寧に、丁寧に剥いて・・・。

前回は芋が半分無くなっているんじゃないかってくらいの雑な皮むきできたが

今日は少しまともだったかと思います。

日々の暮らしに追われている人

大切な人に健康で長生きしていてほしいと思う人

料理をする人すべてにオススメしたい本だと思います。


それでは

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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