「気を使う」は人生の無駄!楽に生きるため本当にやるべき事
ちょっとコミュ障な自分、頑張って周りに気を使っているつもりなんだけどなんか上手くいかないな・・・。
自分が会話に参加すると場が静かになっちゃうし・・・。
飲み会でも頑張ってお酌しようとするけど、タイミング合わないし、あまり相手が喜んでいないような・・・。
なんだか毎日、辛くて生きにくいなあ・・・。
こんにちは、飲むおじです。
コミュ障な自分、会社で上手く立ち回ろうと頑張ってきたつもりでした。
でもイマイチ上手くいかないまま辛い毎日・・・。
正直に話しますが、職場の人間関係が上手く行かなかった事が原因で体調不良に、そのまま退職した経験があります。
あの時はキツかったです。
すっかり自信を無くし、もう対人の仕事は止めようかと思いました。
でも持っている医療系の資格は患者やスタッフとの交流は不可欠。
食べていくためにまた別の医療系の職場へ入職しました。
そんな自分を助けてくれたのが、その頃に出会った先輩セラピスト。
後の師匠になる人でした。
師匠からのアドバイス、目から鱗とはこの事かと思いましたね。
今回はその師匠から受けたアドバイスを自分なりに解釈したものを皆さんにお伝えしたいと思います。
ついつい気を使っちゃう人、毎日生きづらいと感じていたり、悩んでる人へのヒントになれば嬉しいです。
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結論:「気を使う」では自分も相手も不幸に、やるべきは「気を配る」
「気を使う」が間違っている理由
「気」=エネルギーと読み替える
ここでは東洋医学などで使われる「気」に近い意味で考えてみます。
「あの人といると気を使って疲れる・・・。」なんて事が良くありますが
これは文字通り「エネルギーを使った」状態なんです。
他人に対応するために「エネルギー」を消費したという事ですね。
「エネルギー」は循環している状態が良い
エネルギーは水の流れのようなものです。
「流水腐らず」という言葉があるように、滞り無く流れがある状態が好ましいのです。
良いエネルギーを相手に受け取ってもらい、それがまた帰ってくるのがベストな状態です。
「気を使う」という行動の根底にあるものは
自分の為という「エゴ」
「嫌われたくない」や「自分のダメさがバレたくない」
他人に気を使う時、実はこういう感情によって動いている事が非常に多いのです。
「エゴ」を伴うエネルギーは相手に不快感を与える
「なんかこの人信用できないな。」「よくわからないけどこの人嫌い・・・。」
人間は感度の差はありますが「エゴ」を感じ取る能力があります。
エゴを伴う不快なエネルギーは受け取ってもらえない事が多いのです。
受け取ってもらえないエネルギーは無駄となり、ただただエネルギーの無駄遣いとなってしまいます。
要するに「下心があると上手く行きませんよ」という訳ですね。
エネルギーが無駄遣いとなる悪循環
「自分はこんなに頑張って気を使っているのに!」「もっと気を使わないとダメなのかな・・・。」
こうなるともうハマリ状態です。
受け取ってもらえないままエネルギーをどんどん放出
相手はさらに離れ、自分はただただ消耗していきます。
自己肯定感の低さ
「自分なんて・・・。」
こういう思いから過剰に気を使うパターンも多いです。
これも結局は自分の為に行っているため、エネルギーの循環は難しくなります。
本当にやるべき事は「気を配る」事
「配る」=「おすそ分け」
自分の為ではなく、相手の為に(本当は相手の為と思った時点でアウトなのですが)
「良かったらどうぞ」くらいの気持ちで相手に余剰分の「気」を配れる状態が理想だと思います。
「おすそ分け」ですから、無理にエネルギーをひねり出す訳ではありません。
「カレーを作りすぎちゃったから良かったら食べてねー」「お口に合うといいけど、お腹いっぱいだったら無理しないでね」
これくらいの気持ちで相手に何かをしてあげるのが理想です。
エゴの無いエネルギーは相手にとって心地よい
心地よいエネルギーは相手にとって受け取りやすく、そのためお返しも来やすいです。
ここにエネルギーの良い循環が発生します。いい意味でのループが完成です。
「おすそ分け」をするためには
今日食べる物も無い!という状態でおすそ分けをする人はおそらくいないと思います。
相手におすそ分けをする為には、「自分のお腹が満たされている、あるいは食べる分が確保されている」必要があります。
「実家から果物が大量に送られてきた!これ確かお隣さんも好きな果物だったなあ」
「どうせ一人じゃ食べきれないしおすそ分けしよう」
これはOK!
「なんか高級なお肉をもらったけど、量が少ないな・・・」
「自分は我慢してお隣さんにあげよう!これで好感度アップだ!」
これはちょっと違いますよね。
自分を満たす事が重要
まずは自分の中身をしっかりと満たしてあげる事が大事になります。
ここを見落としたままで他人をどうにかしようとするから余計に失敗するんですね。
自分を満たすために必要な事
自分を粗末にしない
まずは自分を第一に考えていいと思います。
そもそも他人に嫌われようが大丈夫なんです。
「死ぬわけじゃないし」くらいのメンタルで行けばいいのではないでしょうか。
身体を健康に保つ
これができていない人が多いです。
「心」と「身体」、そして大げさな表現かもしれませんが「魂」はお互いに関わりあっています。
「身体」の状態が悪いままでは「心」は良くなりません。
とりあえずやるべきは
- 悪いものを食べすぎない、量を取りすぎない
- ちゃんと寝る、朝日をしっかり浴びる
- 身体を冷やさない
- 少しでいいから身体を鍛える(筋トレや散歩など)
他にも色々あるかと思いますがまずはこのあたりから。
自分の患者さんにも口を酸っぱくして話しています。
まとめ
まずは自分を満たし健やかな状態を保つ
良い状態が作れたら余ったエネルギーを「相手の為に」放出していく
相手の為に「エゴ」を持たずに何かしてあげる
→気配りが上手く行き、良いエネルギー循環が出来上がる
おすすめ書籍「養生訓」
江戸時代の儒学者、貝原益軒の本です。
平均寿命が現代の半分だった時代に80代まで長生きし、その長寿のコツを書いたものです。
「気」の重要性や「心の養生」が大切であることなどが説かれています。
現代人にも当てはまることが多く、勉強になりますよ。
今回はここまでにします。
「気を使う」のが上手くいかない
そんな自分の悩みから始まった事をまとめてみました。
同じような悩みを持つ方にとって何か役に立つといいですね。
それでは、最後までお読みいただきましてありがとうございました。