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「初心者でも大丈夫!ウイスキー検定3級対策」

「初心者でも大丈夫!ウイスキー検定3級対策」

「ウイスキー検定ってあるんだ・・・。最近お酒に興味が出てきたんだけど、やっぱり素人が受けても合格は難しいかな・・・。」

「最近色々な資格を取ろうと思っているんだけど、こんな自分でも取れる資格ってないかな・・・できれば周りに自慢できるような・・・。」

こんにちは、飲むおじです。

前回書きましたが、ウイスキー検定3級に合格しました。

とはいっても一応元バーテンダーですので、正直あまり勉強しないで受かってしまったのですが・・・。

受けてみての感想としては、「全くの素人でも勉強すれば3級は取れる。」です。

もちろんある程度の勉強時間を確保する必要はありますが・・・

今回は2020年9月に行われたウイスキー検定3級の問題を振り返り

傾向と対策、そして初心者はこう勉強するといいのでは?というお話をさせていただきたいと思います。

この記事を書いている11月時点では、来年の2月に試験がまた行われる予定です。

今からでも十分間に合いますよ!

ウイスキー検定3級とは

ウイスキー検定は2014年から始まった新しい検定です。

NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」の題材になった事からウイスキーブームが到来したのが大きかったのかと思います。

「ウイスキーの基礎知識を持つ方を対象とした初級レベル」と位置づけられており

ウイスキー検定の中では最も難易度が低い、入門編となっています。

試験概要

第11回はコロナの影響により在宅試験として、2020年9月23日~9月30日の間で行われました。

試験時間は60分、マークシートの4者択一形式

合格ラインは100問中60問以上正解

受験料は4400円でした。

ちなみにこれまでの3級合格率は8割を超えているそうです。
比較的取りやすい検定と言えるのではないでしょうか。

ウイスキー検定3級の勉強法は?

必要な教材は「公式テキスト」と「過去問」

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検定合格の為に必須なのがこの「公式テキスト」です。

3級の問題はほぼ全て、この本の内容から出題されています。

この本の内容さえきちんと理解していれば、間違いなく合格ラインに到達できるんです。

 

注意点としては「必ず新版を購入」してください!

中古は止めておきましょう。

内容が旧版より大幅にボリュームアップしていますし、旧版では最新の蒸留所情報等が載っていませんので。

勉強方法は?

とにかく公式テキストを熟読する

公式テキストは8章で構成されており、全部で255ページとかなりのボリュームです。

ただし3級に出題されている範囲は

・お酒に関する基本的な知識

・スコッチウイスキーについての知識(アイリッシュやカナディアン、アメリカンやジャパニーズウイスキーはほとんど出題されない)

でほぼ構成されていました。

具体的には全8章のうち、1・2・7章をしっかり読み込むのが重要ですので

実際に読むページ数は150ページ程度ではないかと思います。

だいぶ減りましたね(笑)

ですから初心者の方でもきっと大丈夫ですよ!

過去問の勉強も大事

自分は第10回の過去問を使って勉強しましたが

問題の傾向はおおむね同じでした。

過去問集を解くことで問題の傾向に慣れておく事が大事だと思います。

過去問も買いましょう。

出題傾向と初心者が頑張るべきポイント

出題された問題を大雑把に分類すると以下のようになるのかなと思います

・酒の分類とウイスキーについて

・スコッチウイスキーについて

・モルトウイスキーについて

・スコットランドについて

・スコッチモルトウイスキーの各蒸留所について(最重要)

・ブレンデッドスコッチウイスキーについて

盛りだくさんですが、テキストに全て書いてありますので頑張っていきましょう。

酒の分類とウイスキーについて

お酒についての基礎知識です。

蒸留酒と醸造酒の違いは?
そもそもウイスキーって何?(水や穀物、酵母についても)
5大ウイスキーって?
ウイスキーって何からできるの?

ここもテキストに非常にわかりやすくまとめてくれています。

スコッチウイスキーについて

スコッチウイスキーって何?という問題です

法律で決められた定義、原料や蒸留時の度数、樽の大きさ、添加物等は?
シングルカスク、シングルモルト、ブレンデッドモルト、ブレンデッドウイスキー、シングルグレーンの違いは?

などの基礎的な知識が出題されるかと思います。

数字を覚えないといけない部分も多いです。

モルトウイスキーについて

大麦がモルトウイスキーになるまで、製造過程をきちんと理解する必要があります

製麦→糖化発酵→蒸留→熟成→瓶詰まで(各工程での専門用語も必須)

蒸留所によっては、こだわりの工程(あえて伝統的な手法を続けていたり)や特殊な機材を使っている所もあります
これも出題されやすいので覚えていきましょう。

スコットランドについて

守護聖人、国花、地理や気候、政治、産業、有名な作家などは?

この分野も何題か出されました。

テキストを読み、大雑把でいいので地理や歴史に対するイメージを持っていてください。

スコッチモルトウイスキーの各蒸留所について(最重要)

試験で出される最重要分野です。

スコッチモルトウイスキーの蒸留所を大きく6エリアに分けて理解していく必要があります。

2018年の段階で、スコットランド全土で稼働している蒸留所は約150か所!

「そんなの覚えきれない!」と思ったかもしれませんが

公式テキストでは代表的な79蒸留所の紹介となっています。

これならなんとかいけるのではないでしょうか。

エリア別蒸留所

スコッチモルトウイスキーの生産地区分は6区分

①ハイランド 26蒸留所
②スペイサイド 29蒸留所
③アイラおよびアイランズ 15蒸留所
④ローランドおよびキャンベルタウン 9蒸留所

公式テキストではこのように数を絞って紹介されています。

出題内容

各蒸留所の場所
生産地区による分類や所有者(企業)を問うもの
仕込み水は?
蒸留所にまつわる有名エピソード(ウイスキーキャットや、竹鶴政孝が修行した蒸留所について等)
ポットスチルの形状

などなどかなりのボリュームです。

勉強する順番

生産地区分ごとに理解していくのがいいと思います。

最初にやるべきはアイラおよびアイランズ、次にローランドおよびキャンベルタウンに

ハイランドとスペイサイドはその後がいいのではと思っています。

「スコッチの聖地」とされているのがスペイサイドとアイラなのですが

いきなり29蒸留所が紹介されているスペイサイドからいくと頭がパンクするかもしれません。

まずは数が少なく(しかも出題されやすい)アイラから始めるのがいいですよ。

アイラは有名なモルトも多いので、聞いた事がある蒸留所も多いかもしれませんね。

勉強の仕方

まずは地図作り。

公式テキストの図を使うなりして自分なりに地図を作ってみるのがいいと思います。

アイラ、アイランズ、ローランド、キャンベルタウンでしたら

そこまで蒸留所がゴチャゴチャしていません。

まずは場所を暗記、近くの川や山など地理的な要素も大事です。

そこからだんだんと覚えた情報を追加で書き込んでいくのが近道かと。

スペイサイドとハイランドは蒸留所が多すぎるので後回しでもいいと思います。

アイラだけは確実に覚えておきたいですね。

そこから続けて

仕込み水(近くの川や湖とつなげて理解)、有名なエピソードなども関連付けて覚えていきましょう。

あとポットスチル(銅製の単式蒸留器)の形もそれぞれ違います。
実際に出題された事がありますので公式テキストの写真をしっかりチェックしてください。

所有者(企業)を問う問題に要注意!

ここが結構初心者泣かせのポイントかと思います。

企業と蒸留所の関連を問う問題が、なんと今回も「10題」程度出ていました。

ただでさえ蒸留所だけでも大変なのにそのオーナー企業まで覚えるのは・・・。

自分もすっかり忘れていて苦労しました。

出題数がそれなりなので無視する訳にもいきません。

なんとか気合で覚えて欲しいです。

まずは大手のディアジオ社、ペルノリカール社、バカルディ社、サントリー社あたりが持っている蒸留所だけでも覚えましょう。

暇なときに酒屋さんでボトルの裏のラベルを見まくるのもいいかもしれません(笑)

ブレンデッドスコッチウイスキーについて

ここもいくつか出ています。

販売量1位と2位(ジョニーウォーカーとバランタインですね)とか

創業者の名前とか

キーモルト(ブレンドに用いられる原酒)はどこの蒸留所か

公式テキストにちゃんと書いてますのでまとめておきましょう。

結構なボリュームになってしまいました。

ここまで勉強すれば、初心者の方でも十分な点数が取れるかと思います。

というかこれだけやればおそらく90点以上いけちゃいますね。

合格ラインは60点ですので、合格だけを目指すならもう少し軽く勉強でもいけると思います。

というかここまで勉強できていたら

おそらく2級も合格できますね(笑)

「これは大変そうだな・・・」

と思った方も多いかもしれません。

受験を決めている方もそうでない方も

とりあえず公式テキストを読んでみてはどうでしょうか?

「公式テキスト」と謳っていますが、ウイスキーに興味がある人であれば誰でも楽しく読める本だと思います。

検定受けない方でもウイスキーの入門書として持っていて損は無い本だと思いますよ。

あ、ある程度勉強が進んだ、あるいは勉強に疲れ果てた時は

バーに行ってみるのもいいかもしれませんよ!

覚えられないスコッチをガッツリ飲んじゃうのもいいかも。

学んだ事をアウトプットするのはいい勉強法ですよね。

バーテンダーからさらに面白い話が聞けたりもするかもしれませんし。

 

今回の記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

ウイスキー好きが増えることを願っています。

 

それでは、最後までお読みくださってありがとうございました。

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