「ここは今から倫理です。」一度は読むべき漫画です、ドラマ化も
え、倫理の漫画ってどういう事?
ドラマ化もされるみたいだけど・・・。
学校で少し習った事あるけど、訳わからなかったなあ。
こんなテーマで面白いのかなこの漫画?
こんにちは、飲むおじです。
今回は漫画の紹介です。
- 倫理に興味がある
- 倫理、哲学、偉人の名言などを知りたい
- 毎日が生きづらい、悩んでいる
- 若い時に大きな悩みがあり、今も消化できていない
- 対人関係に悩んでいる
- イケメンの先生が見たい
こんな方々にオススメですよ。
2021年1月16日からNHKで「ここは今から倫理です。」のドラマも始まるそうです。
原作を連載開始から読み続けていた自分としては興味津々ですね。
ドラマに向けて、再度漫画を読み返している所ですが
読むたびに胸がゾワゾワしてきます。
「ここは今から倫理です。」
『ここは今から倫理です。(From now on we begin ethics.)』は、雨瀬シオリさんによる漫画で
現在も「グランドジャンプPREMIUM」→「グランドジャンプむちゃ」で連載中となっています。
倫理を教える謎めいた雰囲気の教師「高柳」と、彼が受け持つ高校生らとの出来事が描かれています。
単行本は2020年12月18日の時点で第5巻まで出ており
1~2話ごとにそれぞれの生徒にスポットを当ててお話しが進んでいきます。
受賞歴など
- 2018年 第4回次にくるマンガ大賞(コミックス部門)
- 『みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2018』ネクストブレイク部門2位
扱われるテーマは
生徒ごとに異なる悩み、異なるテーマで話が進められていきます。
- 流されて性行為をするような毎日から抜け出し、教養を身に付けようとする生徒
- 他人を無知と見下す生徒
- 複数の男性に襲われ、自殺を図る生徒
- いじめられた経験のある生徒
- ぬいぐるみの声が聞こえる生徒
- 夜遊びが止められない生徒
1巻だけでもこのとおり
主人公である高柳はクールで無表情な印象のある教師ですが
その態度とは裏腹に
生徒たちの悩みに真摯に向き合い、なんとか解決しようと関わり続けます。
高柳自身の過去も少しづつ語られていきますが
自分は悩みを持つ人間にしか興味が持てないなどと自虐したり
誰よりも悩んでいるのは高柳自身なのでは?と考えさせられます。
倫理とは何か
最初の授業に集まった生徒に対して、高柳はこのように話します。
「倫理は、学ばなくても将来困ることはほぼない学問です。」
「地理や歴史の様に生活する上で触れる事は多くないし」
「数学の様な汎用性も 英語のような実用性もありません」
「この授業で得た知識が役立つ仕事は ほぼ無い」
「この知識がよく役に立つ場面があるとすれば」
「死が近づいた時とか」
(第1巻 P17~18より)
生徒の反応は様々です。
驚いたり、嫌悪の表情を見せたり、興味を持ったり
他にも様々な場面で哲学者や偉人が残した多くの名言が紹介されます。
自分だったらこれは興味持っちゃいますね。
・・・余談になりますが自分も大学時代に倫理学を受講した事があります。
が、あまりに不真面目であまり記憶に残っていません。
理系の学部での一般教養科目だったためか出席するだけで単位が取れてしまった記憶があります。
確かその先生、私生活でトラブル起こしたとかで講義が途中から無くなったんですよね・・・。
いきなり色々な漫画を取り上げて倫理学の視点からお話しをしてくれたのを覚えています。
もう少し真面目に受けとけば良かったなあと今更ながら思っていますね。
答えは出ない
どの生徒のエピソードについても1~2話で完結していますが
悩みに対して完全な答えは出ていません。
何かが変わるきっかけを生徒はもらいますが、まだまだ悩み続けなければならないのです。
完全な「めでたしめでたし」ではありません。
読後は非常に胸がモヤモヤしてきます。
「あれで良かったのかな?」「この子大丈夫なのかな?」「自分がそこにいたらなんて生徒に話すんだろう?」
誰かと一緒に読んで、感想を話してみたくなる、そんな感じです。
ひたすら考え続け、悩み続ける事が「倫理」なんでしょうね。
そう考えると哲学や倫理ってかなり「キツい」学問ですね。
でも若いうちにこういう先生に逢えるのは、羨ましいなーなんて思ったりします。
今回はここまでにします。
みなさんもこの漫画を読んで、ぜひ「モヤモヤ」「ドキドキ」していただけたらいいのかなと思います。
集英社の「グランドジャンプ公式サイト」で試し読みができますね。
特に第1話は必読ですよ!
それでは
最後までお読みいただきましてありがとうございました。