サウナの温度とやけどの話(最高120℃のサウナもあります)
え、100℃もあるの?そりゃ熱いわけだ。
それにしても疑問なんだが
なんでサウナってやけどしないんだろ?
こんにちは。
連日サウナ記録が一か月を超えまして、まだまだ更新中のノムシカです。
皆さんが行くサウナはどんな温度設定ですか?
自分が通っているサウナは約100℃設定のドライサウナです。
でもここで疑問が
何気なく入っているサウナですが
100℃近くの高温で、なぜ人は平気なのか?
考えてみると不思議じゃないでしょうか。
突然誰かに聞かれたら、とっさに答えられないかも。
今回の記事では
・なぜサウナでは高温でもやけどをしないのか
・国内で最高レベルの熱さとなっているサウナはどこ?
以上を解説したいと思います。
サウナの分類と温度の違いは?
サウナは温度と湿度によっていくつかのタイプに分けられます。
代表的なサウナは
ドライサウナとウェットサウナです。
それぞれの特徴は以下のようになります。
・ドライサウナ
温度は高め(70~100℃程度)、そして湿度は低く設定されている
遠赤外線やサウナストーブで温めるタイプです。
多くのお店はこのドライサウナを採用しているのではないでしょうか。
・ウェットサウナ
温度は比較的低め、そして湿度がやや高いのが特徴
サウナストーブに水をかけて水蒸気を発生させる「フィンランド式サウナ」が代表的です。
他にも50℃くらいの低温ですが
水蒸気で温める「スチームサウナ」や塩を塗り込む「塩サウナ」といったスタイルも。
100℃のサウナでやけどしない理由は
これには大きく2つの理由があります
・熱伝導率の違い
・汗の水分による保護効果
「熱伝導率の違い」
100℃のドライサウナではやけどはしませんが
90℃くらいのお湯に手を突っ込んだら・・・間違いなくやけどしますね。
これは、水と空気の熱の伝わりやすさである「熱伝導率」が異なるからです。
熱いお湯はすぐに皮膚まで熱を伝えますが、空気はゆっくりとしか熱を伝えることができません。
そのため、よっぽど長時間でなければ100℃のドライサウナでもやけどはしないんです。
「汗の水分による保護効果」
そしてもうひとつが大量の汗です。
サウナでは汗を大量にかきますよね
この汗が身体の表面に膜を作ってくれます。
水は熱を運ぶ力は高いのですが、自分自身が熱くなるまでにタイムラグがあります。
そのため大量にかいた汗がすぐには高温とならず、皮膚を守ってくれるんです。
さらに汗はだんだん蒸発して気体となりますが
蒸発するときには気化熱として周囲の熱を奪っていくんです。
皮膚表面が少し冷却されるということになります。
ドライサウナであれば高温でも大丈夫
ということで
湿度が低いドライサウナであれば、高温でも人の身体は大丈夫だということがわかりました。
ちなみに何度まで人が耐えられるのか、興味があって調べてみましたが
1960年にアメリカ空軍が行った実験では
裸の人間が乾燥した環境であれば
ごく短時間ながら204℃まで耐えた記録があるそうです
「人体の謎」未解決ファイル 著者: 日本博学倶楽部 より
人間の身体は内部の温度が42℃まで上昇すると生命活動に支障をきたし、最悪死にます。
乾燥した空気と汗のおかげで、短時間であれば内部の温度上昇をなんとか防げたということですね。
サウナでも同様に、10分以上100℃くらいのドライサウナに入っても、身体は守られます。
人体すごいですね。
日本で最強クラスのサウナは?
さて、高温にも耐えられるとわかったところで
「せっかくだから高温のサウナを体験してみたい!」
そんな気持ちになってきませんか?
おそらく都内にあるサウナの中では最強のドライサウナ店ではないかと思われるお店がありました。
それがこちら、錦糸町駅北口より徒歩2分にある「サウナ錦糸町」です。
男湯限定のサウナ、温度はなんと驚きの「120℃」。
どんな感覚なのか、非常に興味があります。
さらに全長7mの水風呂は泳ぎもできるとのことです。
サウナーとしては絶対に外せないのが「整う」体験ですが
いい「整い」を作るためには交感神経がしっかりハイパー状態になる事が必須だという記事を以前書きました。
さらに詳しく
超高温サウナとしっかり全身が浸かれる水風呂
「整う」ためには最高の設定だと思いますね。
ということで今回はここまでになります。
皆さんのサウナライフが楽しいものになりますように
この記事が何かお役に立てれば嬉しいです。
それでは
最後までお読みいただきましてありがとうございました。